犬橇を引くシベリアンハスキー

NHK・BSのプレミアムカフェでシベリアンハスキーについてのドキュメンタリーが放送されました。アラスカで犬橇を引く犬種として飼育されるシベリアンハスキーですが、最近は交配により足の速く改良されたアラスカンハスキーに代られつつあるそうです。でも、犬橇レースに出場する人の中には純粋なシベリアンハスキーにこだわっている人もいるそうです。犬橇は10頭ほどの犬が橇を引き、操縦はマッシャーと呼ばれるそうです。

ドキュメンタリーはシベリアンハスキーの原型を求めてシベリアに移動し、チュクチ犬と呼ばれる犬がシベリアンハスキーの原型ではないかという結論になります。

少し、驚くのが犬橇を引く犬たちの扱い。結構ラフな感じです。チュクチ犬の飼育は子供の仕事らしいのですが、いうことを聞かない犬には思い切り蹴りを入れています。犬橇を引く犬はペットではなく、仲間であり部下であり、究極的には食料にもなるのですから、その辺は結構ドライなんですね。ただ、イヌたちはそんな運命をしっかりと受け止めているように見えます。人に命を託される存在としてそれを自覚しているように感じます。多分、太古の人とイヌの関係もそういうシビアな関係から始まったからなんでしょうね。

About the author: t_sekiguchi

Leave a Reply

Your email address will not be published.