
ドッグ・ギアではいわゆる伸縮リードは扱いません。作れない(T_T)というのもひとつの理由ですが、かつての愛犬くろまるが幼少期に使用して危ない経験をしたことと、しつけ失敗の原因と思ったからです。
危ない経験はここに書かれているようなこと。しつけの失敗というのは、リードウォークをしつけなければならない時期に使ったため、その後、リードウォークをしつけるのに大変な時間と労力がかかってしまったというものです。一度、散歩は自由に歩き回れるものと学習した愛犬にリードウォークをしつけるというのは、自由を拘束することになりますから可哀そうなのです。くろまるも「なんで自由に歩けないの?」と不満顔でした。リードウォークをマスターしてからの使用であれば(広いところで、他に人やイヌがいないという前提ですが)伸縮リードでの遊びはご褒美になるでしょう。
それと、伸縮リードのメリットの最大の享受者は飼い主であるということ。そこに立ったままで、離れた愛犬をコントロールできる(本当か?)わけですから。飼い主は愛犬のスピードに合わせて歩く必要がありません。
愛犬との散歩は飼い主にとっても散歩なのだと思うべきです。くろまるを亡くして愛犬との散歩がなくなり、一時ホッとしたような気持ちになりましたが、今は散歩がなくなったことで少し運動不足。くろまるがいた頃は散歩があるので、生活も規則的でした。愛犬との散歩は愛犬が飼い主を散歩させてくれていたのだと今は痛感します。飼い主が愛犬に合わせて行動できない事情があるのなら、伸縮リードは有効と思いますが、そうでないのなら、飼い主はしっかりしたリードを使ってお互いのペースで散歩をしましょう。