くろまるがヤンチャ盛りの3歳になったばかりの2月、5泊の海外旅行に家族全員行くことになり、ペットホテルに預けました。帰国した翌日ペットホテルに迎えに行くと、ホテルのお姉さんがくろまるを連れてきて、「いい子でしたよ~」と誉めてくれました。しっぽをちぎれるほど振って喜んでいました。そのころには、人見知りならぬ犬見知りが激しく他のワンちゃんと仲良くできないかも、と言って預けていたのですが、毎日、他のワンちゃんと一緒にエサを食べ、散歩にも行っていたとのこと。
車に乗る時も逆らうこともなく、素直です。帰宅しても借りてきた猫ならぬ借りてきた犬状態。こんなに変わるのなら、時々預けるのも悪くないねと家族で感心したものです。
ところが、帰宅してちょうど24時間ほど経つと、元のヤンチャなくろまるに完全に戻ってしまいました。なんだよ~、たった1日だけのいい子かよ~と少しがっかりしました。
最近、その出来事を思い出すのです。そうです。あの頃の私はドッグイヤーということを意識していなかったのです。犬の1年がヒトの7年に相当するということを。
5日間の私たちの不在はくろまるにとっては1か月以上ひとりぼっちにされたのと同じだったのです。ヒトの子供でも理由もわからず、知らない人の家に1か月預けたら、棄てられたと思うかもしれません。そして1日間のいい子は1週間のいい子だったのです。私たちでも、1週間いい子を維持することはつらいはず。
しみじみとくろまるに再会したいと思います。愛犬を飼っている皆さん、イヌがヒトの7倍の速さで時間を認識していることを常に意識してください。愛犬とともに散歩する一瞬一瞬が愛しくなるはずです。大切な愛犬との散歩には不安のないドッグ・ギアのドッグリードをお使いください。お見事!お後がよろしいようで・・・