金属パーツを減らす

金属パーツの使用を最小限に抑えることは「音のしないドッグリード」のためでもありますが、もう一つ大きなメリットがあります。

初期のザイルリードでは、公的機関に依頼して強度検査を行いました。当時のザイルリードでは持ち手の輪のつなぎ部分に金属パーツを使用していましたが、強度試験では必ず金属パーツが先に破損してしまい、ロープやロープ縫製部分が破損することは一度もありませんでした。

金属パーツは硬度が高い分、破断が起こるのです。現在のザイルリードでは金属パーツを減らしました。持ち手のサイズ調整は付属のコードストッパーテープを適当な箇所に巻くことで可能です。

特にタイプSでは、首輪に留めるレバースナップ以外に金属パーツがなく、ロープは首輪からなめらかに飼い主の手首につながります。飼い主がリードを引くと、その引く力と引く長さは飼い主の意思として愛犬に伝わります。愛犬の意思もダイレクトに飼い主に伝わります。タイプSのコンセプト「愛犬とのコミュニケーションを楽しめるドッグリード」はそういう工夫からきています。

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