受注生産=カスタムメイド

人に聞いた話でネット検索しても確認できなかった話なのですが、一般的なパトカーや高速道路用の覆面パトカーは、一般に販売されている同じグレードの自動車と同じパーツで製造されているそうです。しかし、性能と安定性は一般に販売されている自動車よりもはるかに高い。なぜか?製造する際に使うパーツの選別のレベルを厳しくしているそうです。通常なら部品メーカーから納品されて問題なければそのまま使うパーツを厳重な検査を通してから使う、その積み重ねが自動車の性能と安定性を高めるのだそうです。

初めて聞いた時は本当かなと思ったのですが、よく考えると正しい方法です。たとえば、性能の高い自動車の部品を1点1点個別に生産していたら、その自動車の価格はどこまでも高くなります。そのような方法は不自然です。最近テレビで観た民間ロケットの開発会社の社長も、汎用部品を多用することでコストダウンし、そのコストを特殊な部品にかけているというようなことを言っていました。

そういう視点から当社のドッグリードを考えると、以前販売していたドッグリードは大量生産品でしたが、製造再開後のドッグリードはカスタムメイド品ということになります。もちろん、以前も1本1本完成品をチェックしていましたが、アマゾンのセンターに10本単位で預けていましたので、品質のぶれがありました。もし、不具合があったら、修理や交換で対応すればいいという考えでした。でも、現在はご注文いただいてから製造するため、ロープの長さや金属パーツの精度をその都度チェックしています。完成品の長さもしっかりチェックし、長さがご注文の仕様と差がある場合には、作り直すこともしばしばです。(長すぎた場合には切り直しますが、短い場合はもっと短い仕様のご注文があった時用に保管しています)

そのせいでしょうか。製造再開して販売したドッグリードでは、不具合のご連絡が全くありません。商品レビューはまだありませんが、購入者評価は「良い」か「非常に良い」だけで、「非常に良い」の方が多いのです。

私もくろまるを飼っていた頃は、色々なリードを使いました。市販品だから、量産品だから絶対ダメとは思っていません。ただ、製造する時にご注文いただいた方とご希望の仕様がわかり、どんなワンちゃんとの散歩に使うのかを色々想像し、楽しい散歩に貢献したいと思いながら、ロープやパーツを選別し、慎重にミシンをかけて製造するリードに魅力を感じてほしいと願っています。

About the author: t_sekiguchi

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