画像はロープ、スリングを縫製する糸のカラーバリエーション。現在12色を用意しています。以前のザイルリードでは、4色(黒、赤、オリーブ、グリーン)の糸を使用、ロープ色との関係は「全く違う色」に設定していました。なぜかというと、ロープと縫製糸の色が違う方が、縫製後に不要な糸を取り除く作業がしやすいのです。もう一つの理由は、以前は他社のミシンを借りていたため、縫製作業にあまり時間をかけることができなかったため。糸の交換よりも多くのリードを縫製することを優先していたのです。
7月に製造・販売を再開したザイルリード、スリングリードではロープ、スリングの色と縫製糸の色を揃えることにしました。そのために色の数は4色から12色に拡大しました。自社内にミシンを設置したので縫製作業や仕上げの作業に余裕ができたためです。閂(かんぬき)縫製であることをことさら誇示することをやめようという考えもありました。糸の交換作業は慣れもありほとんど苦にならないのですが、不要な糸を取り除く作業はまだ慣れません。というか、「字が小さくて見えな~~い」で有名な○ズキルーペをかけて作業しています。「糸が細かくて見えな~~い」んですね。でも、同色の縫製糸の方がワンランク上の仕上がりになっていると思います。