サイレント仕様の重要性

画像はザイルリードタイプSです。以前製造していたザイルリードでは持ち手のリングに金属パーツを使用し、持ち手のサイズを調整できるようにしていました。

新仕様の ザイルリードでは金属パーツ同士が接触する部分をなくしました。(レバースナップだけはなくせませんが)持ち手サイズも固定です。便利さを無くしても実現したかったことがあるのです。

それは、「音のしないドッグリード」です。市販の様々なドッグリードは様々な便利な工夫がされています。ただ、構造が複雑になるとどうしてもパーツの接触で音が発生します。その音は犬にとって心地よいものでしょうか?散歩中の犬にとって必要なものは、飼い主の声や他のワンちゃんの声、鳥の声、虫の声、草木に接触する音だけではないでしょうか?

犬は1km先の音を聞き分けるほど耳が良いといわれます。花火や雷などの大きな音がどれほどの恐怖をもたらすのかは想像もできません。(私の飼っていたくろまるは花火も雷も大の苦手でした)

意味のない金属音を愛犬が飼い主からのメッセージとして受け取り混乱することはないのか?飼い主の声を邪魔してはいないか?そんなことを考え、ドッグリードから発生する音を根絶しました。

金属パーツを可能な限り減らすことは、軽量化と滑らかな手触りも実現してくれました。ザイルリードの「愛犬とのコミュニケーションを楽しめる」というコンセプトは「サイレント仕様」によって実現しているのです。

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