ある日、ふと気になって黒柴くろまるの体毛をかき分けて地肌をみてみたことがあります。ぶったまげました。くろまるの地肌はきれいな青!だったのです。画像はその証拠写真です)
髪の毛を剃ったばかりの青々とした頭のことを「青坊主」といいます。同じ名前の妖怪もいるようです。
でも、まさか自分が青いイヌを飼っているとは思いませんでした。くろまるは実はあおまるだったのです。
グラフィックデザインでは、インクのスミ1色で印刷するブラックと、スミにCMY(シアン=青、マゼンタ=濃いピンク、イエロー=黄色)を何パーセントは混合してより深みのあるリッチブラックという黒をよく使います。スミ100%の上に一定以上のCMYを混合したリッチブラックの文字を印刷すると、同じ黒に見えても文字が判別できるほど、黒の濃さが異なります。画像はRGBで疑似的に作成したものなので、印刷された紙ほどブラックとリッチブラックの差が出ませんが、書かれた文字が読める人がいるかもしれません。
これはかなりすごいことです。黒柴は単なる黒ではなく、ブルー(というより色合いはシアンに近い)を混合したリッチブラックだったのです。黒柴ではなく豊黒柴というべきかもしれません。みなさんの愛犬の地肌も是非一度確認してみてください(^^)/