8000年前のドッグリード

サウジアラビア北西部の砂漠地帯で、9000〜8000年前の最古のものだと考えられる犬の姿を彫刻したレリーフが発見されました。 (人類考古学ジャーナル(Journal of  thropological Archaeology)2017/11/16掲載)

そこには多くの家畜も描かれていましたが、最も多いのは犬。犬は人と一緒に野生のロバやアイベックス、ガゼルの狩猟をしています。

そして、人と犬はリードでつながれています。大きくてしっかりした感じの2頭がつながれていて、他はつながれていません。つながれている犬はリーダー格なのでしょうか?でも、飼い主と全ての犬が同じ方向を向いて狩りをしているようです。しっぽがクルッと巻いているところがかわいいですね。

犬の先祖がオオカミから分かれたのは4万年前と言われていますが、人と犬の共生がいつ始まったのかについての貴重な資料です。

リードによって共生が始まったのか、共生するようになってリードが誕生したのかは謎ですが、リードが犬と共生するための最初の道具だったことは間違いなさそうです。

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