たかがリード。されどリード。

試作したザイルリードを3年前から使い始めて、くろまるが変わったことがあります。

以前のくろまるは、リードをつけるとそのロープの首元を噛み切ろうとしたのです。当然ですが、首を大きく曲げて噛み切ろうというのですから、大変な作業。ですが、果敢に挑戦し、最後には噛み切ってしまいました。

ところが、新ザイルリードに近い試作品のザイルリードでは、それがなくなりました。なくなっただけではなく、散歩にいきたい時に私がそばを通ると、フックにかけてあるリードをジッと見つめるのです。

それは年令を重ねたせいなのかも知れませんが、くろまるの中でリードに対する概念が「自分を拘束するもの」から「自分を外に連れ出してくれるもの」に変化したようなのです。

試作品ザイルリードを使うようになって、くろまるは初めてリーダーウォークをマスターしました。散々、飼い主を引っ張りまわす散歩をしてきたのですが、飼い主のスピードを見ながら、常にリードがゆるくなる距離を保てるようになったのです。

子犬のときにしっかりしたしつけをした飼い主の方には経験できないことかもしれませんが、リードって大切なものなのだと痛感しています。

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