aiboと愛犬の違い

知り合いが飼っていたポメラニアンが亡くなり、お嬢さんが「代わりに」ということで、aiboを贈ってくれたそうです。もらった当初は遊んでいたようですが、今は遊ぶこともなくなったそうです。

どんなにCPUが進化して、イヌの習性をプログラミングしても、多分aiboはaiboであってイヌにはならないように思います。といって、aiboを可愛がっている方を否定するつもりはありません。

違いは生物か機械かというところが一番大きい。イヌは飼い主からエサをもらえなければ死んでしまいますが、aiboは機能を停止するだけ。充電を再開すれば元の状態です。飼い主への依存度が全く違うんですね。それによって、対象に対する責任の度合いが決定的に違ってしまう。

もうひとつは、イヌの行動が飼い主の予想を超えるのに対して、aiboの行動はあくまでもプログラムの範囲を超えないということ。

もし、aiboがヒトを噛んだり、道路に飛び出して交通事故を引き起こせばそれはSF映画の世界です。

でも、屋外での散歩を要求するaiboが誕生したら魅力的かも知れないですね。飼い主の運動を管理してくれるのですから。行動を予測不可能にして飼い主を困らせるとかできればもっと楽しそう。そんなaiboだったら、ドッグリードを作ってみたいと思います。

About the author: t_sekiguchi

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