犬が登場する映画を思い出してみて、かなり多いことに気づきました。洋画の方が多いですね。ただし、犬が主役の映画や、観客を喜ばすために犬を登場させている映画(どうも邦画はその傾向が強い)はあまり紹介する気持ちになれません。主役を引き立てることに徹しているワンちゃんはとても愛しいですね。
アイ・アム・レジェンド(2007年・アメリカ) サム
リチャード・マシスンの小説“I Am Legend”の3度目の映画化作品。ウィルス感染により廃墟と化したニューヨークで、たったひとりで生存者を探す科学者のロバート・ネビルが主人公。サムはロバートの唯一の相棒で犬種はシェパード。
ロバートは廃墟のニューヨークでウィルスに感染し、ダークシーカー化(ゾンビですね)した人々と死闘を繰り広げます。ダークシーカーは夜行性であるため、日中のロバートはサムとともに廃墟のニューヨークを散策というか徘徊します。
サムはウィルスに感染してしまい、最後はロバートに殺されますが、それまでの相棒としての姿が可愛いので、かなり辛いシーンです。
サムは首輪もリードもしていませんね。ロバート以外の人間がいない世界なので、当然ではあります。お互いに強制しあわない人と犬の関係が描かれている珍しい映画です。