Dogs in the movies 映画の中の犬 3

洋画・邦画を問わず、映画の中に最も多く登場する動物は犬であることは間違いないでしょう。映画に登場する犬を観て、犬を飼いたくなった経験を持つ人も多いことでしょう。犬が登場する映画とその犬についてご紹介していきます。いわゆる「犬映画」に登場するワンちゃんはあまり紹介しません。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年・アメリカ) ブランディ

クエンティン・タランティーノ監督の最新作。1960年代後半カウンターカルチャーの影響で衰退しつつあるハリウッドが舞台。テレビの西部劇スターだったリックと彼の専属スタントマンであるクリフをディカプリオとブラッド・ピットが演じる。

ブランディはトレーラーハウスに一人住まいするクリフの愛犬。犬種は アメリカン・ピット・ブル・テリアである。

クリフが話しかけながら、缶入りのドッグフードを与えます。鼻をならしたら飯抜きとからかわれ、クリフの合図でえさに飛びついてゆくブランディがとてもかわいい。おいおいといいたくなるほど、雑にエサを準備するクリフですが、自分の晩御飯もブランディのえさに劣らず大雑把なのが笑えます。

ブランディは実はメスで、名前はサユリ。ラストの大活躍でパルム・ドッグ賞を受賞しました。映画はカウンターカルチャーに壊滅的な影響を与えた有名な事件がベースになっていますが、史実がこの映画の通りだったら(ブランディがその事件を阻止していたら)ハリウッドはどうなっていたんでしょうか?

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